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「田舎の実家は売れない」とよく言われます。半分は本当で、半分は誤解です。実際に何が起きているのかと、取れる選択肢を整理します。
田舎の実家が売れにくいのは事実。理由は3つ
- 買い手の数が少ない: 人口が減っている地域では、そもそも家を探している人が少ない
- 住宅ローンが通りにくい: 築年数が古い・再建築不可などの条件では、買い手がローンを組めず現金購入者に限られます
- 仲介会社が積極的でないことがある: 低額物件は仲介手数料が小さく、労力に見合わないため後回しにされがちです
それでも「売れない」と決めつける前に確認したいこと
1. 実家の価値は本当にゼロなのか
建物に価値がなくても土地には値段がつくことがあります。農地や山林が隣接している、資材置き場として需要がある、隣の家が土地を広げたがっている——田舎には、地元の会社しか知らない需要が確かに存在します。
2. 買取業者なら別の判断をする
仲介で買い手がつかない田舎の実家でも、買取業者は「自社で活用できるか」で判断します。リフォームして賃貸に出す、解体して土地として転売するなど、一般の買い手とは違う目線です。金額は下がりますが、確実に手放せる可能性があります。空き家・中古戸建ての買取専門【ラクウル】
のように、空き家や中古戸建てを専門に買い取る会社もあります。
3. 複数社に聞くと評価が割れる
田舎の物件ほど、会社によって査定額の差が大きくなります。1社に「難しいですね」と言われただけで諦めるのは早すぎます。田舎の家は会社ごとの評価差が大きいので、まずざっくりAI査定+で概算を取り、そのうえで買取業者にも当たると比べやすくなります。
実家の売却以外の選択肢
- 空き家バンク: 自治体が運営する制度。移住希望者とつながる可能性があります
- 相続土地国庫帰属制度: 一定の要件を満たす土地を国に引き取ってもらう制度。負担金の納付が必要で、建物がある場合は解体が前提です
- 賃貸に出す: 需要があれば。ただし修繕費と管理の手間がかかります
いちばん避けたいのは「実家を何もしないまま持ち続ける」こと
固定資産税と管理の負担は毎年発生し、建物は傷み続けます。まず複数社に価格を聞いて、現実的な数字を把握する。そこから初めて、売る・貸す・手放す方法を検討できます。
田舎の実家で買い手が見つかりやすくなる工夫
売れにくい田舎でも、次のような点で差がつくことがあります。
- 境界を明確にしておく: 田舎の土地は境界が曖昧なことが多く、買主にとって不安要素になります
- 残置物を片付ける: 家財が山積みだと、買主は「片付けの手間」を差し引いて考えます(
遺品整理のコンシェルジュなどで一括見積もりが取れます)
- アクセスと生活情報を伝える: 最寄りのスーパー・病院・学校までの距離。都会から移住を考える人には重要な情報です
- 畑や倉庫の使い道を示す: 農地付き・作業場付きは、人によっては大きな魅力になります
価格設定が最大の要因
どんな物件でも、価格が相場に合っていれば買い手はつくというのが実務の基本です。「売れない」の多くは「その価格では売れない」を意味します。
ここで難しいのは、思い入れのある実家ほど、相場より高い価格を期待してしまうことです。だからこそ複数社の査定を並べて、現実的な数字の幅を把握することが出発点になります。1社だけだと「この会社が安く見積もっているだけかもしれない」と判断がつきません。
相続土地国庫帰属制度について
2023年(令和5年)4月27日に始まった、相続した土地を国に引き取ってもらえる制度です。ただし要件は厳しく、次のような土地は申請できないとされています。
- 建物が建っている土地(解体が必要)
- 担保権が設定されている土地
- 境界が明らかでない土地
- 管理・処分に過分の費用がかかる土地
また負担金の納付が必要です。負担金は、国有地の種目ごとにその管理に必要な10年分の標準的な費用を考慮して算定されます。「タダで引き取ってもらえる」制度ではない点に注意してください。実家を売却できるならそのほうが有利なケースが多く、まず売却の可能性を確認してから検討する順番が現実的です。
まとめ
「田舎だから売れない」と最初から諦めると、維持費だけが積み上がっていきます。買取業者を含めて複数社に当たれば、評価は割れます。無料でできる範囲で、まず現実の数字を確認してみてください。
「田舎の実家は売れない」と決める前に、数字を確かめる
1社に断られただけで諦めるには早すぎます。田舎の物件ほど会社によって評価が割れるので、複数の数字を並べてから判断するのが現実的です。査定は無料で受けられます。
実家をどうするか迷ったら、査定と一緒に相談を
判断に必要な情報が揃っていないと、話し合いも手続きも止まります。初回相談を無料で受けられるところもあるので、進め方だけでも整理してもらうと動きやすくなります。
※制度の要件や負担金額は個別事情により異なります。相続土地国庫帰属制度の詳細は法務局にご確認ください。
片付けにいくらかかるかは遺品整理と特殊清掃の費用相場をご覧ください。
売れない前提で放棄を考える場合は、相続放棄しても実家の管理義務は残る?もあわせてご覧ください。
貸す・持ち続ける場合との比較は実家は売るか、貸すか、持ち続けるかにあります。


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